Lost teeth

インプラント・入れ歯

歯を失ってしまったら

歯を失った状態を放置していると、お口だけではなく体にもさまざまな悪影響を及ぼします。そのため、ブリッジ、入れ歯、インプラントなど失った歯を補う治療が必要です。それぞれ費用、負担、治療回数などメリット・デメリットが異なるので、患者様の症例やライフスタイルに応じて、複数の治療の選択肢をご提案します。

歯を失ったまま放置すると

歯並びへの悪影響


歯が無いところの隣の歯が倒れてくることにより、歯並びがずれて噛み合わせや全身のバランスに悪影響となります。

健康な歯への悪影響


失ってしまった歯の反対側は、噛みあう歯が無くなってしまうため、その抜けたスペースに徐々に対合歯が伸びてきます。
残った歯にかかる負担が増えることで、その歯の寿命も短くなります。

歯周病リスクの上昇


抜けた歯のスペースに残った歯が移動し、歯並びが乱れてしまうことにより、歯と歯の間に汚れなどが溜まりやすくなり、むし歯や歯周病リスクが高まります。

失った歯を補う治療法の比較

インプラント

入れ歯

ブリッジ

治療法 顎の骨に人工歯根を埋め込む 失った歯と周囲の歯ぐきや粘膜を人工的に作製して装着する 失った歯の両隣の歯に上から人工歯を被せて間に橋渡しのように義歯を取り付ける
見た目 天然歯と同じような見た目
義歯と目立ちにくい
種類によって、金属のバネなどが気になる 比較的自然な見た目
噛みやすさ 咬む力がよく伝わる 安定しにくく、力が上手く伝わらない 比較的安定しやすい
健康な歯への負担 ほとんどない 固定する歯に負担がかかる場合がある 被せ物をする歯を削る必要がある
治療期間 外科手術が必要なため、約3~6ヶ月 比較的短期間で終わる 比較的短期間で終わる
費用 自費診療 保険適用/自費診療 保険適用
清掃性 良好 良好 磨きにくい

当院のインプラントの特徴

01 日本口腔インプラント学会専門医の在籍

当院には、日本口腔インプラント学会の専門医が在籍しております。
インプラント治療には外科手術を伴うため、不安を抱えておられる患者様は多いでしょう。当院の歯科医師はインプラントの専門家として、診査・診断・治療計画を含めた治療を丁寧に行うため、ご安心ください。
当院の理事長は厳しい条件をクリアした、日本口腔インプラント学会の専門医です。
専門医による質の高いインプラント治療をご提供します。

02 インプラント専用の手術室

通常の歯科治療用のスペースとは別に、インプラント専用の手術室をご用意しています。インプラント治療では生体に生体外物質を移植するため、感染症などのトラブルを予防するために清潔な手術室が必要です。当院は無菌室に近い手術室を設けているほか、手術器具等の減菌も最高レベルを維持しています。
整った医療設備のもと、インプラント専門医による高度な治療を受けていただけることが、当院のインプラント治療の強みです。

03 症例に合わせて選ぶインプラント

一口にインプラント治療といっても、埋入するインプラントには多くの種類があります。
当院のインプラント治療では、患者様お一人おひとりの症例に合わせて、より適したインプラントを、取り扱っている3種類の中からご提案させていただきます。

インプラントのメリット

01

天然歯のような噛み心地

インプラントは天然歯とほぼ変わらない噛み心地を楽しめます。あごの骨に頑丈な土台を埋め込んでから人工歯を取り付けるため、硬いものでも難なく咀嚼できることがインプラントのメリットです。しっかりとフィットするため、食事中に歯が取れる心配もありません。

02

審美性が高い

インプラントの人工歯にはセラミックやジルコニアなどの素材が使われており、噛み心地のみならず見た目も天然歯とほとんど変わりません。保険適用の差し歯のように、口を開けたときに金具が見えたり、周辺の歯と比べて色味が浮いてしまったりせず、自然な見た目に仕上がります。

03

残存歯への悪影響が無い

大半のインプラント治療では、治療が必要な歯だけをピンポイントで治療できます。「ブリッジ」や「入れ歯」による治療の場合、残っている健康な歯を削らなければなりませんが、インプラントなら残存歯への悪影響がありません。

04

あごの骨の健康維持

あごの骨に人工歯根を埋め込むインプラント治療では、咀嚼したときの刺激があごの骨にまで伝わるため、あごの骨の健康を保ちやすいです。一方、歯根を失った天然の歯は咀嚼時の刺激が骨にまで届きません。結果的に骨が痩せてしまい、周囲の歯をぐらつかせるなどの影響が出る場合があります。

05

寿命が長い

インプラントに使われるチタンやチタン合金といった金属は生体親和性に優れ、あごの骨に強く結合するため強度が高く、強く噛みしめても安定します。定期的にメインテナンスに通っていただき、セルフケアも続ければ、長年にわたって使い続けられます。

06

ケアがしやすい

天然歯と同様にインプラント治療後は、歯周炎などを防ぐために定期的なメインテナンスが必要です。ただし、普段のセルフケアは、これまでと同じように歯みがきだけで問題ありません。入れ歯のアタッチメント洗浄のように面倒なケアも不要です。

インプラント治療の流れ

  • Step01

    カウンセリング・検査

    患者様が抱えているお悩み・ご要望は様々です。カウンセリングではそれらを丁寧に伺います。
    その後必要な診査を行い、インプラント治療が可能かどうかや現在のお口の状態を診断します。それぞれの状態に合わせて治療計画を立てていきます。

  • Step02

    前処置・クリーニング

    むし歯や歯周病がある場合は前もって治療します。丁寧なクリーニングも行い、インプラント治療の正確性を高めます。

  • Step03

    人工歯根埋入

     

    人工的に作られた歯根をあごの骨に埋入します。外科的な手術ですが、局所麻酔を使うため治療中の痛みはほとんどありません。

     
    ガイドを使用

    あらかじめ撮影したCT画像を用いてコンピュータ上でシミュレーションを行います。この「サージカルガイド」に沿って手術するため、正確で安全なインプラント治療が可能です。

    静脈鎮静法を採用

    静脈内鎮静法は、麻酔薬や精神安定薬を点滴する麻酔術の一種です。痛みだけでなく不安や恐怖、緊張をやわらげられます。

    麻酔科医との連携

    インプラント専門医と麻酔専門医が連携して治療を行います。全身の状態をモニターしながら麻酔量を調整するため、安心して手術を受けていただけます。

  • Step04

    インプラント結合までの治癒期間

    骨とインプラントが結合するまでの治癒期間が必要です。治癒機関には個人差がありますが、3ヶ月~6ヶ月が目安となります。必要に応じて仮歯を入れられるため、日常生活への影響はほぼありません。

     
  • Step05

    人工歯の支台を連結

     

    人工の歯を支える土台となる「アバットメント」と呼ばれる部品を、埋入した人工歯根と連結する治療を行います。

     
  • Step06

    人工歯装着

     

    インプラントを含めた状態で口腔内全体の型取りを行います。
    ここで採取した型を使って人工の歯を作製し、アバットメントの上に歯を装着すれば、インプラント治療は完了です。

     
  • Step07

    メインテナンス

    インプラントを長持ちさせ、口腔内の健康を守るためには、適切なホームケアと定期的な検診が不可欠です。当院では患者様の歯並びの特徴を確認し、最適な歯みがきの方法を専門医が指導いたします。また、半年に一度のペースで、インプラントの状態を確認するための定期検診にお越しください。

     

インプラント治療の詳細

検査費用

費用は税込み表示です

CT検査・診断(全顎)

¥11,000(税込み)


治療期間・回数:約1日/1回程度

CT検査・診断(部分)

¥5,500(税込み)


治療期間・回数:約1日/1回程度

治療費用

費用は税込み表示です

※症例によって追加の治療が必要になる場合には料金の変動があります。

埋入手術

¥253,000(税込み)


治療期間・回数:約1日/1回程度

免荷機関中の仮歯

¥5,500(税込み)


治療期間・回数:約1日/1回程度

免荷機関中の仮義歯

¥22,000(税込み)


治療期間・回数:約1日/1回程度

プロビジョナルレストレーション(仮歯)

1歯¥22,000(税込み)


治療期間・回数:約1日/1回程度

ガイデッドサージェリー

¥71,500(税込み)


治療期間・回数:約1日/1回程度

メタルボンド+アバットメント

¥220,000(税込み)


治療期間・回数:約1日/1回程度

ジルコニア+アバットメント

¥220,000(税込み)


治療期間・回数:約1日/1回程度

金属(18K、PGA)

¥220,000(税込み)


治療期間・回数:約1日/1回程度

ハイブリッドレジン+アバットメント

¥198,000(税込み)


治療期間・回数:約1日/1回程度
※協和デンタルラボラトリーの場合、+¥27,500(税込み)

  • Riskインプラント治療の留意点

    • 保険が適用できないため自費診療になります
    • 天然歯と同様にインプラントの維持にも定期的なメインテナンスが必要です
    • 持病をお持ちの方には、かかりつけ医との連携が必要になる場合があります

総入れ歯の方のためのインプラント「インプラントオーバーデンチャー」

インプラントオーバーデンチャーとは、残っている天然歯と人工歯根を使って入れ歯を支える治療法です。
2本~6本程度の人工歯根を埋め込んで土台を作り、その上に入れ歯を被せて固定します。総入れ歯と部分入れ歯の両方に対応できるため、ほぼすべての症例に適用できることがインプラントオーバーデンチャーの特徴です。
インプラント治療に不安がある一方、通常の入れ歯では不便だと感じている患者様におすすめできます。

上顎(金属床)+インプラント(4本)

¥1,452,000(税込み)


治療期間・回数:約10日/10回程度 ※患者様により進行の変動がございます

下顎(金属床)+インプラント(2本)

¥946,000(税込み)


治療期間・回数:約10日/10回程度 ※患者様により進行の変動がございます

  • Riskインプラントオーバーデンチャーの留意点

    • 保険が適用できないため自費診療になります
    • インプラントの維持には定期的なメインテナンスが必要です
    • 持病をお持ちの方には、かかりつけ医との連携が必要になる場合があります

保険の入れ歯と自費の入れ歯の違い

保険診療

自費診療

素材 決められた素材のみで作製 要望に合わせて自由に選べる
費用 国が一部を負担するため安価 処置に応じた費用のため保険診療よりも高額である
仕上がり 素材によっては目立ち、機能面も劣ることがある 歯に馴染みやすく、見た目と機能面どちらも納得できる治療法を選択できる
治療にかける時間 決められた時間のみ 治療に必要な時間を十分にとれる

保険の入れ歯

◆レジン床義歯

レジン床義歯は、保険適用が可能な入れ歯のことです。
目的は「噛めるようになるための最低限の原状回復」で、基本的な機能を回復するために作製されます。
使用される材料はアクリルレジン(プラスチックの樹脂)で、部分入れ歯には金属製のクラスプ(歯に引っかけるバネ)が備えられています。
幅広い症例に対応していて、リーズナブルかつ壊れた際にも修理が容易です。しかし、ある程度の厚みが必要なので装着時に違和感を覚えたり、熱が伝わりにくかったりします。

  • Meritメリット
    • 保険適用のため費用負担が少ないです
    • 修理がしやすいです
  • Demeritデメリット
    • 床が厚くなりやすく、違和感が大きいです
    • 部分入れ歯の場合は金属のバネが目立ちやすいです
    • 長く使用していると汚れやニオイが気になることがあります

◆熱可塑性義歯

熱可塑性義歯は、熱を加えた際にのみ変形する樹脂(プラスチックなど)に特有の性質を持っています。
この特性により、素材の加工がしやすく、安定性の高い入れ歯を作製できます。

  • Meritメリット
    • 従来の素材(アクリルレジン)に比べて約2倍の強度と衝撃耐性があり、壊れにくいです
    • 変形が少ないため、適合が良く、快適に使用できます
    • 吸水性が少なく、変色や重合収縮が少ないです
    • 従来のレジン床と同等の方法で作製、修理、増歯が可能です
    • 保険適用のため比較的安価に仕上げることができます
  • Demeritデメリット
    • 人工歯と入れ歯が化学的に接着していないため、取れやすいです
    • クリアランス(噛み合わせの隙間)が少ないケースには向いていません

自費の入れ歯

◆金属床

金属床義歯とは、歯ぐきなどの粘膜に触れる床部分が金属で作られている入れ歯です。金属なのでレジンに比べて強度があり、長期間の使用でも壊れにくい傾向があります。また、「冷たい・熱い」など温度を感じやすく、食事をおいしく感じることができます。
金属を使うことにより強度が上がるため、薄く作製できるところもポイントです。

費用は税込み表示です

チタン(全顎)

¥440,000(税込み)


治療期間・回数:約1日/1回程度

チタン(両側)

¥385,000(税込み)


治療期間・回数:約1日/1回程度

チタン(片側)

¥330,000(税込み)


治療期間・回数:約1日/1回程度

コバルトクロム(全顎)

¥330,000(税込み)


治療期間・回数:約1日/1回程度

コバルトクロム(両側)

¥275,000(税込み)


治療期間・回数:約1日/1回程度

コバルトクロム(片側)

¥220,000(税込み)


治療期間・回数:約1日/1回程度

  • Meritメリット
    • 保険診療のものより頑丈で薄く加工できます
    • 金属を土台に使うため、頑丈な義歯を作製でき、しっかり噛めます
    • 金属から熱が伝わり、患者様が味覚を感じやすくなることで、より食事を楽しめるようになります
    • 汚れがつきにくく、ニオイが少なく衛生的です
  • Demeritデメリット
    • 保険が適用できないため自費診療になります
    • 金属アレルギーをお持ちの患者様は使用できない可能性があります
    • 素材に重みがあるため、金属床を装着した際に違和感を覚える場合があります

◆ノンクラスプデンチャー

ノンクラスプデンチャーは、バネ部分が金属ではなく、歯ぐきの色に近い歯科用の樹脂で作られている入れ歯です。従来の入れ歯のようにバネが目立たないので、装着しても見た目が自然で、軽く薄いため装着感も優れています。
また、金属を一切使用しないことから、金属アレルギーをお持ちの患者様でも、安心してご利用いただけます。

費用は税込み表示です

両側

¥165,000(税込み)


治療期間・回数:約1日/1回程度

  • Meritメリット
    • 金属の部分がないため、見た目が自然です
    • 金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がないです
    • 薄く作製することで、使用時の違和感を減らす効果が期待できます
    • 金属と掛け合わせて、より上部に作る種類もご提案できます。
  • Demeritデメリット
    • 保険が適用できないため自費診療になります
    • 特殊な素材で作製するので、破損した際、次の装置が出来上がるまでお時間をいただく場合があります
    • やや噛みやすさに劣ります

◆ノンクラスプデンチャー+金属フレーム(チタン、コバルト)+シリコーン

自然な見た目と装着感の良さを兼ね備えた入れ歯です。強度を保つため、内側に薄く最小限の面積の金属を使用します。
歯ぐきと入れ歯の接触部分を柔らかいクッション素材で覆うので、歯ぐきへの負担を和らげます。

費用は税込み表示です

チタン

¥550,000(税込み)


治療期間・回数:約1日/1回程度

コバルト

¥495,000(税込み)


治療期間・回数:約1日/1回程度

  • Meritメリット
    • 強度があります
    • 装着感が良いです
    • 噛みやすさも良好です
  • Demeritデメリット
    • 保険が適用できないため自費診療になります
    • 一部金属を使用するため金属アレルギーの方は使用できません

入れ歯のメインテナンス

入れ歯を作った直後は口腔内にぴったりとフィットしますが、年々歯ぐきや骨の形が変わるにしたがって、入れ歯が外れやすくなったり、歯ぐきに当たって痛みを感じるようになったりします。
入れ歯の調子が悪くなった場合は、放置したり自己流で調整したりせずに、専門的な治療や調整を行える歯科医院にお越しください。調整を行います。
歯ぐきと入れ歯の接し方を確認し、過度な負担がかかっている箇所を調整することにより、現在の入れ歯を快適な状態のままで長く使い続けられます。

費用は税込み表示です

自費の義歯の修理(1歯相当分の修理の場合)

¥27,500(税込み)


治療期間・回数:約1日/1回程度

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